トップメッセージ

KPPグループホールディングス代表取締役会長 兼 CEOの田辺と代表取締役社長 兼 COOの坂田、
国際紙パルプ商事代表取締役 社長執行役員の栗原より、ステークホルダーの皆さまへのメッセージを掲載いたします。


100年の歴史を、次の100年を目指す原動力に

KPPグループホールディングス株式会社代表取締役会長 兼 CEO

KPPグループホールディングスの源流である大同洋紙店が設立されたのは1924年(大正13年)、関東大震災の翌年のことでした。震災からの復興、その直後に襲った世界恐慌、そして第二次世界大戦という混乱期のなかで、当社は日本の紙を初めてアメリカ市場で販売するなど、世界にも目を向けながら成長を続けてまいりました。

製紙業界は戦後の過度経済集中排除法による会社分割、1990年代に入ると再び合併再統合という時代の変遷にあって、成熟期を迎え紙パルプ流通業も業界再編成の声が囁かれ始めました。その様な中、当社は1999年に業界大手の日亜との合併を皮切りに、社名を国際紙パルプ商事に改め、7年後の2006年には江戸初期に発足した老舗の代理店である服部紙商事、更には2013年に住商紙パルプと合併し、業界再編を主導して来ました。

然しながら、21世紀に入りインターネットによる電子媒体の普及や少子高齢化が進むと、紙の需要は更に減速し、合併によるボリュームの維持に次ぐ根本的な対策が喫緊の課題となっていました。
当社は2018年(平成30年)の東京証券取引所市場第一部上場を基点として、豪州の大手紙商であるスパイサーズに続き、欧州最大の紙商アンタリスを買収し、インオーガニック戦略による海外シフトに舵を切ったのも、国内市場の縮小と大胆な事業ポートフォリオ改革に対応するためでした。

KPPグループホールディングス株式会社代表取締役会長 兼 CEO

お蔭様でKPPグループホールディングスは、現在では世界第3位の紙商社に躍進し、本年11月には設立100周年を迎えることが出来ます。

これも今日まで、当社を支えてきてくれた多くのステークホルダーの方々と、先輩諸氏が刻んできた歴史の礎に支えられたからであり改めて感謝いたします。今後ともKPPグループは多様な紙の可能性を追求すると共に、新たなビジネスの創出に取り組み、次の100年を目指してまいりますので皆さまには倍旧のご支援を賜りますようお願いいたします。

KPPグループホールディングス株式会社
代表取締役会長 兼 CEO

田辺 円


グローバル企業としての歩み進める

国際紙パルプ商事株式会社 代表取締役 社長執行役員

KPPグループホールディングスは、前身の大同洋紙店が設立後まもなくから積極的に国外へ進出するなど、もとより強い海外志向をもっていました。そうした下地がある中、目下取り組んでいる長期経営ビジョン「GIFT+1 2024」では、従来のトレーディング事業モデルに加えて、海外でのマーチャント事業モデルによる海外展開を図ってきました。豪州のスパイサーズと欧州のアンタリスという、KPPとは異なる強みをもつ事業会社がグループに加わったことで、パッケージングやビジュアルコミュニケーションといった新しいビジネス領域の知見を得ただけでなく、日本と異なるカルチャーやダイバーシティー(多様性)を受け入れる企業風土が根付きつつあります。2022年にホールディングス会社としての体制を整えたことも相まって、真のグローバル企業としての歩みを進めています。

 

現代は、大きくパラダイムシフトしている時代です。これまで当たり前と思われてきた考え方ややり方が転換を迫られています。言い換えれば、新しいことにどんどんチャレンジしていく時代ということです。これまで財務やMAの分野で海外関連事業に長く携わってきた経歴を生かし、次の100年につながる組織づくりに取り組んでまいります。 

国際紙パルプ商事株式会社 代表取締役 社長執行役員

100周年を迎えるこの大きな節目の年に、KPPグループホールディングスの社長という大役を任され、とてもやりがいを感じています。これからも挑戦し続ける気持ちを忘れず諸事に取り組み、ステークホルダーの皆様のご期待に応えられるよう努めてまいります。まずは、2030年に向けた長期経営ビジョン「GIFT2030」を策定し、全世界約6,000名のグループ社員の力を結集して目標達成に向けて邁進してまいります。

 

KPPグループホールディングス株式会社
代表取締役社長 兼 COO

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先駆者から受け継いだ先見の明を養い紙の可能性を追求したい

KPPグループホールディングス株式会社代表取締役会長 兼 CEO

当社は、1924(大正13)年に大阪の地で「大同洋紙店」として誕生し、わが国の発展とともに紙パルプ専門商社としてその歩みを続け、本年11月に100周年を迎えることとなりました。これもひとえに、ステークホルダーの皆様方のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

 

さて、私は、1979(昭和54)年に国際紙パルプ商事の前身となる大永紙通商に入社しました。当時、旧大永紙通商は業界第2位でしたが、トップの代理店との差が大きく、諸先輩方からは「いつの日か業界ナンバーワンになろう!他社に負けるな!」とのご指導を受けながら業務に携わってきました。また、「企業基盤を固め上場を目指そう!」が合言葉だったと記憶しています。そうした思いを長期経営ビジョンに具体的に落し込み、目標を明確に定めて実行してまいりました。

その過程においては業界再編を意図し、当時の事業で不足していた領域を日亜、服部紙商事、住商紙パルプとの合併で補い、その後の統合プロセスが順調に機能したことで今日の「紙・板紙を販売して回収する」という循環型企業モデルの基盤が形成されたと思います。そして更なる飛躍を果たすべく上場準備をスタートさせ、2018年には念願であった旧東証一部上場を果たしました。上場によって内外のステークホルダーからの信頼性が高まり、インオーガニック戦略をスタートさせ、豪州のスパイサーズと欧州ナンバーワン紙商のアンタリスを買収して海外進出を加速度的に拡張した結果、売上高で国内業界トップ、世界第3位の紙商になる事が出来ました。当社は創業当時から進取果敢の企業風土であり、そのDNAが今日も息づいているように思います。100周年を迎えるにあたり、今日の当社があるのはお取引様のご支援のおかげでありますのと共に、企業の礎を築き上げていただきました先達の皆様に感謝申し上げたいと存じます。

KPPグループホールディングス株式会社代表取締役会長 兼 CEO


近年、サーキュラーエコノミーの重要性が唱えられるようになりましたが、私は、紙そのものが循環型社会に適した商品と確信しています。最近はプラスチックの代替素材としても紙に注目が集まっています。紙の流通・販売を祖業とする当社は循環型社会の実現に貢献しているという自覚と誇りを持って、これからのビジネスに取り組んでいきます。紙の可能性は無限大です。私たちの使命は紙の付加価値を追求し、時代に適合した、紙を基軸とした製品やソリューションを以て社会に貢献していくことです。諸先輩方から学んだように先見の明を持ち、世界に目を向けて新しいビジネスを創出しながら、グループ全体でさらなる成長を目指してまいります。

100周年を区切りに、次の100年に向けて更なる成長を追求し、先輩方から受け継いだバトンを次の世代へとつないでまいります。

国際紙パルプ商事株式会社
代表取締役 社長執行役員

栗原 正
 

#KPPグループホールディングス100th

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